前回は、ワークシートのセルに対してアクセスする方法を記述しました。今回は、実際の利用例として、ノーツ文書の値をExcelシートに出力する方法を記載します。
サンプルコード
サンプルアプリには、以下のフィールが配置されたフォームがある前提としています。
フィールド名 | 型 |
Fld_DT | 日付/時刻 |
Fld_Num | 数値 |
Fld_Text | テキスト |
また、このフォームを使って作成した文書が複数存在し、それを表示するビューが作成済みとします。
最後に、『すべての選択文書』に対して実行するエージェントを作成し、ビューから実行できる状態にします。
エージェントのプログラムは下記の通りです。
Sub Initialize Dim ns As New NotesSession Dim ndb As NotesDatabase Dim ndc As NotesDocumentCollection Dim nd As NotesDocument Dim oXls As Variant Dim oSheet As Variant Dim i as Integer '選択文書取得 Set ndb = ns.CurrentDatabase Set ndc = ndb.UnprocessedDocuments 'Excel の準備 Set oXls = CreateObject("Excel.Application") Call oXls.Workbooks.Add Set oSheet = oXls.Workbooks(1).WorkSheets(1) '文書を Excel に出力 For i = 1 to ndc.Count Set nd = ndc.GetNthDocument(i) oSheet.Cells(i, 1).Value = nd.Fld_DT(0) oSheet.Cells(i, 2).Value = nd.Fld_Num(0) oSheet.Cells(i, 3).Value = nd.Fld_Text(0) Next oXls.Visible = True End Sub |
サンプルの実行
実行すると、ビューで選択した文書の中身がワークシート内に1行1文書で出力されます。これでノーツ文書を Excel に書き出しできるようになりましたね。
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