前回の記事で、Application オブジェクトの ActiveWindow プロパティから Window オブジェクトにアクセスする事例を紹介しました。
今回は、この Window オブジェクトの位置づけや使い方について整理します。
Microsoft Learn の Window オブジェクトの説明によると、Application オブジェクトや Workbook オブジェクトからアクセスできるようです。そして、Windows というコレクションオブジェクトも存在するようです。
オブジェクトの関連を順に確認しましょう。
Application オブジェクト
まず、Application オブジェクトです。このオブジェクトには、Windows プロパティが存在し、Window オブジェクトのコレクションを表すとのことです。このプロパティは、Workbooks プロパティと同様、引数にインデックス番号を指定すると単一のオブジェクトが取得できるようです。
Application.Windows プロパティ (Excel)
Workbook オブジェクト
続いて、Workbook オブジェクトを確認したところ、Windows プロパティの記述がありました。これは、ワークブックを表示しているウィンドウを取得するためのプロパティと想像できるのですが、なぜ Windows オブジェクト(Window のコレクション)なのかわかりません。Excel のワークブックは、複数のウィンドウに分けて表示ができるのでしょうか??
Workbook.Windows プロパティ (Excel)
ちなみに、Windows オブジェクトには、Workbook にアクセスするプロパティはありませんでした。Window が保持しているのは、Workbook に限らないからということなのでしょうか?
オブジェクトの相関図
さて、各オブジェクトの関連が見えてきました。図式すると以下のようになります。この関係を押さえておくと、Window オブジェクトと Workbook オブジェクトを混乱することはなくなるかと思います。
前回 | Notes - Excel 連携 | 次回 |
0 件のコメント:
コメントを投稿