ノーツメールで宛先を入力する画面があります。『宛先の選択』っていうダイアログの画面です。
この画面、シンプルなようでいろいろな機能があります。例えば、『ディレクトリ』です。こちらは、サーバのユーザ一覧である”ドミノディレクトリ”と自分の連絡先DB(個人アドレス帳)を切り替える機能と思われがちですが、それ以外の別のドメインのディレクトリを切り替えたり、特殊な用途のディレクトリを切り替えることができます。この機能は、グループ会社ごとでディレクトリを分けたり、グルーバルな会社で国やリージョンでディレクトリを分けた場合など、比較的規模が大きい環境で効果がある機能です。
今回話題にしたいのは、右上の『ビュー』という機能です。コンボボックスを開くと以下のような選択肢が表示されます。
- 名前によるリスト
- Notes 名の階層
- 組織の階層
- 言語による分類
これを切り替えると、左のリストボックスの表示が切り替わります。上記の画面は、『名前によるリスト』です。これを『Notes 名の階層』と切り替えると以下のようになります。
この画面は、ノーツユーザを組織でカテゴライズして表示しています。グループは組織がないので、”(階層なし)”と表示されています。
この機能、どうやって実現しているかというと、画面の表示の通り『ビュー』を切り替えることにより実現されています。ドミノディレクトリをデザイナーで開いて以下のビューを確認してください。
ビューの選択肢 | ドミノディレクトリの設計要素名 |
名前によるリスト | ($PeopleGroupsFlat) |
Notes 名の階層 | ($PeopleGroupsHier) |
組織の階層 | ($PeopleGroupsCorpHier) |
言語による分類 | ($PeopleGroupsByLang) |
例えば、”($PeopleGroupsFlat)”ビューを開くと、以下のようになります。
このビューが、『宛先の選択』ダイアログに表示されていることが確認できますね。ノーツを構成している要素が、通常のノーツの設計で構成されていることがわかります。
こういった内部的な機能であってもユーザ(開発者)レベルで確認できるのが、ノーツの面白いところですね。
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