前回は、ノーツの文書を DXL に変換する処理を紹介しました。出力結果は、次のようになっていました。
見やすく整形されていないので、タグの開始と終了、階層構造が把握しづらいですね。今回は、この DXL を見やすく整形する方法について整理します。
使用するのは、Microsoft が提供する Visual Studio Code(VSCode)です。VSCode は、開発用エディタで定番のツールといえる存在ですので、ご存じの方も多いかと思います。
VSCode は、次のような特徴があります。
- 無償
- 使い勝手が良い
- 機能拡張が可能
- 様々な言語やデータ形式に対応
- macOS や Linux にも対応
無償のツールですのでインターネットからダウンロードしてすぐに使えます。
ちなみに、日本語化は、左ツールバーにある Extensions アイコンをクリックし、”Japanese Language Pack”で検索すると見つかりますので、必要に応じてインストールしてください。
VSCode の全般的な操作で特徴的なのが、テキストファイル1つを開くのではなく、フォルダを開く点です。Web 開発では、HTML や CSS、JavaScript ライブラリなど様々なファイルを同時に編集するための配慮かと思います。
では、適当なフォルダを作って、そのフォルダを VSCode で開きます。新しいファイルを作成し、前回出力した DXL を貼りつけます。
ウィンドウ右下の『言語モードの選択』で "XML" を選択します。これでタグなどが色付けされます。これは、シンタックスハイライトと言って、予約語や区切り記号、タブ名や属性値などを着色し、可読性を上げる機能です。
続いて、右クリックして [ドキュメントのフォーマット] を選択します(もしくは、Shift+Alt+F)。
これで、タグに合わせてインデントされ、階層構造が容易に把握できるようになります。
なお、フォーマッタがない場合には候補の一覧と選択画面が表示されます。適当な XML のフォーマッタを選択し、インストールしてください。
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