グラフを作成する場合、Excel がグラフ化するデータを確認し、自動的にグラフを決定してくれます。これまで作成したグラフが折れ線グラフとなったのはこの機能によります。
今回は、このグラフの種類を指定する方法についてです。
グラフの種類を明示的に指定するには、Chart オブジェクトの ChartType プロパティを利用します。
試しに ChartType をメッセージボックスで表示してみると 4 と表示されました。
MsgBox "ChartType = " & CStr(oChart.ChartType) |
ChartType プロパティの記述によると、グラフの種類は XlChartType に定義されています。たくさんのグラフが定義されていますね。
では、抜粋して実際にグラフを指定してましょう。
グラフ化する対象をユーザ数だけに設定したうえで、ChartType を以下の順で変更します。
値 | グラフの種類 | 定数名 |
4 | 折れ線 | xlLine |
65 | マーカー付き折れ線 | xlLineMarkers |
52 | 積み上げ縦棒 | xlColumnStacked |
1 | 面 | xlArea |
-4100 | 3-D 縦棒 | xl3DColumn |
-4120 | ドーナツ | xlDoughnut |
それぞれの結果は以下にまとめて添付しますが、さまざまな形式のグラフが指定できることがわかります。また、出力サンプルから Excel が自動で選択したグラフは折れ線(xlLine = 4)だったことが確認できます。
的確かつ自由に使いこなせるようになれば、ノーツからでも様々がグラフが出力できるようになりますね。
出力サンプル
折れ線(Excel が選択したグラフ)
マーカ付き折れ線
積み上げ縦棒
面
3-D 縦棒
ドーナツ
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