今回は、既存文書を DXL でアクセスする方法を整理します。前回作成した新規文書を DXL を取得して、挙動を確認します。
既存文書を DXL で取得
既存文書を DXL でアクセスする流れは次の通りです。
- NotesDXLExporter の入力に文書をセット
- NotesDOMParser の入力に NotesDXLExporter のオブジェクトをセット
- NotesDXLExporter の Process メソッドで DXL の変換を実行
Function xGetDOMParser(vnd As NotesDocument) As NotesDOMParser Dim ns As New NotesSession 'Dominoデータ を DXL に変換する準備 Dim dexp As NotesDXLExporter Set dexp = ns.CreateDXLExporter() Call dexp.SetInput(vnd) 'パーサーに変換する DXL をセット Dim dprs As NotesDOMParser Set dprs = ns.CreateDOMParser() Call dprs.SetInput(dexp) 'DXL 変換を実行 Call dexp.Process() Set xGetDOMParser = dprs End Function |
既存文書の DXL
この関数の引数 vnd は、DXL に変換したい文書を指定します。この引数に前回 DXL を使って作成した新規文書を指定して、DXLを抽出すると次のようになりました。
保存(DXL の Import)時に指定した DXL(黄色網掛け部分)以外にもたくさんの項目が出力されています。文書 ID や作成日/作成者など、ノーツ文書の基本的な情報が入っています。DXL で文書を保存する場合も、必要最低限の情報を指定すれば、必要な情報は自動で付加されることがわかります。
NotesDocument クラスを使用して文書を作成しても、フィールドの設定以外は細かな操作は行わず保存するだけなので、同じようなものですね。
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