2023/12/31

Domino v14 Factory Tour レポートと HCLSoftware へのお願い

先日 Notes/Domino の最新バージョン v14 がリリースされました。それに合わせて、リリースイベント『Domino v14 Factory Tour』が 2023 年 12 月 13 日に ザ・リッツ・カールトン東京 で開催されました。


数年ぶりのリアルイベント。そして会場はリッツ・カールトン! お弁当付きで、〆は立食パーティ!! と Notes/Domino 再起動を感じさせる素晴らしいイベントでした。

長年ノーツ屋をやっている私としては、ノーツバブルだった 2000 年代前半までのイベントを彷彿させる内容でした。当時は、あまりにも来場者が多くてお弁当やパーティなどはできるような状況ではなかったので、今回のイベントの方が個人的には評価が高いですね(笑)

このイベントに携わったみなさま、お世話になりありがとうございました。次回も楽しみにしていますので、どうぞよろしくお願いいたします。弁当をせがんでいるつもりはありませんので誤解なきようお願いいたします...


ただ、このイベントに関連して気になった点があります。

このイベントの開催案内は以下のページで行われました。メディア協力が "ビジネス+IT" で、参加申し込みをするためにこの ビジネス+IT に申し込みを行う必要がありました。

2023年12月13日、Domino v14 Factory Tour を開催します


メディア系のサイトですので、登録に伴いメルマガが届くようになります。2週間くらいたって、ビジネス+IT から配信されて来たメールに次の記事が掲載されていました。
Factory Tour の約1週間前です。

太平洋セメントが「脱Notes」できた理由、難易度“超高い”5年間におよぶ大移行計画の詳細

この記事には『2024年のサポート終了に伴い、企業の脱Notesが進んでいる。』とあり、あたかも Notes この世から消えるような表現になっています。サポートが終わるのは古いバージョン 9 と 10 だけで、11 や 12 はもちろんサポートを継続することはみなさんご存じですよね。

気になったのは、最新バージョンの 14 のリリースイベントに協力しているメディアがそのイベントの直前に泥を塗るような記事を配信する。新着記事ならまだしも 2023/08/17 掲載の記事をぶつけてくるあたり、悪意すら感じます...


こんなデマに乗せられる方も問題ですが、私が気になったのは HCLSoftware のスタンスです。

私はただのノーツ屋、ただの一兵卒ですが、それでも ”なめられとんちゃうか !? ” と感じました。HCLSoftware のみなさまはどのように感じているのでしょうか?

不安をあおる形の営業活動がスタイルの企業、クライアントの意向に盲従し、過剰に忖度するメディアがあることは知っています。最近の世情を鑑みると、仕方がないことかもしれません。個別に対応してつぶすほどの価値は感じません。ただ、HCLSoftware には、このような悪意を感じる記事をかき消すぐらい、Notes/Domino の広告記事を連投してほしいと感じます。


そして Factory Tour のセッションの中で何度もふれられていた脱ノーツの行き詰まりに関するネタも気になりました。現時点で Notes/Domino のイベントに来る方は、Notes/Domino のことを十分に知っていて、移行が難しいことも理解している方が多いと思います。困っているのは、無理筋ともいえる移行を上層部から強要されていることのはずです。

だからこそ、『脱ノーツの行き詰まり』のような話は、内向きなイベントで語るのではなく、外向きに発信すべきと感じました。特にデジタルに疎いくせに物事を 0 か 1 で判断するアナログな上層部にも届くようなメディアで、どんどん発信してほしいと思います。


今回の Factory Tour では、カメラマンが絶えず写真を撮っていました。

てっきり『Notes/Domino v14 リリース! ノーツ復権の兆し!!』とか、『進化と深化! 知られざる Notes/Domino の真価!!』みたいな広告記事がイベントの写真とともにネットをにぎわせるのではないかと思っていました。ですが、私の知る限りレポート記事は以下の記事だけでした。

Domino v14 Factory Tour へのご来場をありがとうございました

あっさりしていますね...。

ノーツコンソーシアム大阪研でお世話になっているメンバーは、『弾幕うすいよ!何やってんの !! 』と言っていました。的確な表現ですね。まさにその通りです!


Notes/Domino は、機能、守備範囲、開発効率や費用をふくめ、十二分に競争力のある製品だと思います。最近はやりのコスパ / タイパ、ローコード / ノーコードにも対応できる戦闘力があると感じています。過小評価されている Notes/Domino を取り巻く現在の環境を HCLSoftware には打破してほしいですね。

そのためにも、もっともっと強力に情報発信して、アグレッシブで貪欲になってほしいです。

そうすれば、ネットで Notes/Domino を検索しても、サポート終了のデマが上位に出ることも減るでしょう。そして、私のような古株ノーツ屋がモチベをそがれる呪文『まだノーツやってんの??』の攻撃にさらされることも減るはずです。


2023 年最後の日にグダグダ愚痴ってしまいました。

HCLSoftware さんにとって失礼な発言もあったかもしれません。すべては、Notes / Domino を憂いてのことですので、どうぞご容赦ください。そして少しでも好転するようがんばっていただけるとありがたいです。私も微力ながら援護射撃させていただきます。


『来る 2024 年は前のめりな ”新生 HCLSoftware” に出逢える』ことを願い、これから二年参りに行ってきます。来年は Notes / Domino や HCLSoftware、当ブログにとっても、よりよい年になるといいですね。

そして、みなさま、よいお年をお迎えください!


引き続き活動を継続します。

2024 年もどうぞよろしくお願いいたします。

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