DXL 活用の調査・検証で、実現できたことや発見したことご紹介する『DXL Step-by-Step』シリーズの第 18 回です。前々回からまとめている段落の書式を定義する pardef ノードに関してです。今回はインデントの設定を紹介します。
インデントの設定
段落の設定で最初の行を字下げすることをインデント、その逆でほかの行よりも左に出すことをアウトデントと言います。ノーツのプロパティボックスでいると以下の設定ですね。
ショートカットキーでは、インデントが F7、Shift + F7 がアウトデントの設定になります。私はプロパティボックスを使用するより、左余白を操作する F8、Shift + F8 とあわせて、キーボード操作で行うことが多いです。
また、より詳細な位置設定をする場合には、ルーラを使用します。▼ がインデント、▲ が左余白の設定となります。ちょっと小さくてドラッグしにくいですが、視覚的に設定できて便利ですよね。
では、以下のように設定したリッチテキストを DXLで出力してみます。1つ目の段落がインデント、2つ目の段落がアウトデントの設定をしています。
出力した DXL のリッチテキスト部分は次の通りです。
firstlineleftmargin という属性が出力されています。その名の通り、1行目の左マージンの設定です。前回登場した leftmargin 属性と組み合わせて、leftmargin < firstlineleftmargin ではインデント、leftmargin > firstlineleftmargin ではアウトデントとなるということですね。
この属性の設定についてまとめると次の通りとなります。
設定 | 属性 | 設定値 |
最初の行 | firstlineleftmargin | 1行目の左マージンインチで指定('0in' 以上)。 2行目以降は leftmargin 属性で設定。 設定がない場合、すべての行が leftmargin でそろう。 |
pardef ノード まとめ
第 16 回 から 3 回にわたって pardef ノードの属性について整理しました。
pardef ノードは、段落の書式を定義するためのノードで、行間や文字揃え、余白の設定、インデントの設定を紹介しました。そのほかにも、リスト(箇条書き)やタブ位置の設定も pardef ノードの役割となっています。
まだ紹介していない属性は、別途まとめるとして、話を先に進めたいと思います。次回は、pardef ノードと par ノードの関係について、実験結果をまとめます。
前回 | DXL Step-by-Step | 次回 |
0 件のコメント:
コメントを投稿