Domino サーバ内のアプリケーションデータベースをどのように管理されてますでしょうか?
Domino サーバには標準でサーバ内のアプリケーションを管理する機能が存在します。今回は、『アプリケーションカタログ』というその機能を紹介します。
なお、nsf をデータベースと呼んできた時代には、『データベースカタログ』と呼んでいました。
アプリケーションカタログの概要
Domino サーバ内には、catalog.nsf というアプリケーションが存在します。これを開くとサーバ内のアプリケーションの一覧が確認できます。例えば、[データベース名]を開くと名称でカテゴライズされたビューが開きます。
文書を開くとデータベースの様々な情報が確認できます。
まず、アプリケーション タブには、名称だけでなく、配置されているサーバ名、ファイル名、レプリカIDまで記録されています。ほかには、文書数やDBのファイルサイズ、作成日などもあります。
タブの最下部には、使用状況が表示されています。
また、アクセス制御リストタブには ACL の設定が列挙されています。
アプリケーションに関する情報が集約されて記録されていますので、さまざまな用途で利用できそうですね。
カタログ作成の仕組み
アプリケーションカタログを作成するには、サーバ上で Catalog タスクを実行します。実行するとそのサーバ内にあるすべてのデータベースがカタログに登録されます。
もし、サーバに catalog.nsf が存在しない場合には、 catalog.ntf から自動的に作成されます。
Domino サーバのデフォルトでは、午前 1 時に Catalog タスクが実行されます。これは、サーバの notes.ini に以下の行が記述されているからです。
ServerTasksAt1=Catalog,Design |
カタログの表示
Catalog タスクは、メールやテンプレートをを含む、サーバ内のすべてのアプリケーションの情報を収集して記録します。
ただし、 プロパティの[設計]タブで『データベースカタログに表示』にチェックされているものだけがビューに表示される仕組みになっています。
この設定をうまく利用すると、一般利用者通常使用するアプリだけをリストアップすることができます。しかも、データ収集はサーバが自動で行ってくれますので便利ですね。
まとめ
カタログ文書を開くと上部に[開く]ボタンがあります。クリックするとそのアプリケーションが開きます。うまく使えば、アプリの一覧をお手軽に作成できそうですね。
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