本日、2024 年 2 月 16 日に東京で『ノーツコンソーシアム FESTA 2024』が開催されました。プログラムの1コマに私がお世話になっている地区別研究会である『大阪研究会』(大阪研)の成果発表を行いました。
その成果の一つとして、DXL を利用したサンプルアプリがあり、設計公開の nsf として公開されました。DXL 部分は私が担当し、この連載の内容が多く含まれますので、紹介させていただきます。
サンプルアプリ
まずサンプルアプリは、大阪研仲間の 林 哲司 さんのブログ『Notes開発者のためのXPagesデザインレシピ』で公開されており、nsf としてダウンロードが可能です(設計公開)。
公開されたサンプルアプリは、Youtube から動画の一覧を取得、動画のサムネイル付きでノーツのビューに表示するというアプリです。
機能的には、
- Youtube から動画の情報やサムネイル画像を取得
- イメージリソースにサムネイル画像を登録し、ビュー表示に利用
- イメージリソースをリッチテキストにインラインイメージで貼り付け
というようなことを実現しています。開発技術的には、
- WebAPI 連携
- DXL
を利用しており、1 と 2 で WebAPI 連携、2 と 3 で DXL を使用しています。
ビューなどノーツの基礎技術を使いつつ、ノーツ臭のしないアプリに仕上がっています。ぜひともダウンロードしてお試しください。
WebAPI 連携と DXL を使いこなせば、これまで ノーツだから... と諦めていた機能が実現できることがあります。そんな可能性を感じていただけるはずです。
DXL ライブラリの構成
私が担当したのは、DXL を使用した部分で、DXL_Tiny というスクリプトライブラリにまとまっています。このライブラリには、公開されている(Public の)関数が 3 つあり、それぞれ次のような機能を提供しています。
関数 | 役割 | |
① | ImageResource_New | イメージリソースの登録 |
② | ImageResource_Remove | イメージリソースの削除 |
③ | InlineImage_Replace | リッチテキストにイメージリソースをインラインで表示 |
関数の内部は、この連載『DXL Step-by-Step』で紹介した内容を再構成して作成しました。関数ごとに参考となる回のリンクをまとめます。もちろん、全体的に関連するのですが、直接関連するものを 〇、間接的なものを △ で表しています。
コードの確認にあたり、参考にしてください。
# | タイトル | ① | ② | ③ |
8 | イメージリソース(設計要素)の DXL | △ | 〇 | 〇 |
9 | DXL 内の画像のダウンロード | 〇 | ||
10 | イメージリソースの新規作成 | 〇 | ||
11 | イメージリソースの DXL の注意点 | △ | ||
12 | イメージの形式と DXL の関係 | 〇 | 〇 | |
13 | イメージの形式とサイズの取得 | 〇 | 〇 | |
14 | 文書のフィールドと DXL | △ | ||
15 | リッチテキストを構成する基本要素 | △ | ||
21 | 段落内に入るオブジェクト | △ | ||
26 | イメージリソースの DXL | 〇 | ||
27 | イメージリソースの表示 | 〇 |
前回 | DXL Step-by-Step |
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