罫線の設定は色や線の種類のように表全体に適用される設定と罫線の幅のようにセル単位で指定できる設定があります。今回は前者の境界線スタイルの設定についてまとめます。
境界線のスタイル
下図のようにスタイルを「エンボス1」に設定し、色を緑に設定した表を作成します。
この表を DXL に変換すると 2 つの属性 cellborderstyle と cellbordercolor が設定されます。設定の詳細は次の通りです。
属性 | 設定値 | 補足 | |
cellborderstyle | (なし) | 塗りつぶし | |
'ridge' | エンボス1 | ||
'groove' | エンボス2 | ||
cellbordercolor | 色 | 設定については #22)文字の装飾 の文字色の設定と同様 |
サンプルプログラム
前回作成したプログラムに境界線のスタイルをセットする部分を追加します。
今回は属性を 2 つ追加するだけなので単純です。関数化するほどでもないので、メインルーチン内でセットしています。
Function xSetDXL(vdprs As NotesDOMParser) ・・・ '列幅の設定 Call xSetDXL_colwidth(denTbl, 1, DXL_CMToInch(3)) Call xSetDXL_colwidth(denTbl, 2, "70%") Call xSetDXL_colwidth(denTbl, 3, "30%") Call xSetDXL_colwidth(denTbl, 4, "30%") '境界線のスタイル Call denTbl.SetAttribute("cellborderstyle", "ridge") Call denTbl.SetAttribute("cellbordercolor", "green") '表後の段落追加 Call xSetDXL_par(ddn, denRT) End Function |
実行すると、境界線のスタイルと色の設定ができていることが確認できます。
このプログラムで作成される DXL は次の通りです。
まとめ
第 32 回から 5 回にわたり、表の全体にかかわる設定をまとめました。通常のリッチテキストクラスでは操作できない表のプロパティ設定がいくつもありましたね。
次回からは表のセルについてまとめます。セルの設定でも、ノーツクライアントから設定できる操作はほとんど実現できます。DXL 面白いですね。
前回 | DXL Step-by-Step | 次回 |
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