2024 年 5 月に OpenAI から新たしい AI モデル GPT4o が発表されました。
この連載『つないでみよう』の最初のネタが GPT3.5 でした。昨年 10 月末ごろでしたが、それから半年ちょっと。その間、GPT4、そして今回の GPT4o とバージョンアップしています。
早く記事にしないと新バージョンでなくなってしまいそうなので、急ぎます...
さて、その GPT4o にはさまざま特徴があるのですが、私が興味を持ったのは画像入力に対応したことです。これを利用すると、画像の説明を AI にさせることが可能になります。もちろん API からも利用可能です。今回はこれを題材に最新モデル GPT4o を利用してみましょう!
API の利用方法
OpenAI の API を利用するには事前登録が必要です。登録時に無料枠がありますが、その後は有償となります。
登録方法は 第 1 回 で紹介しています。バージョンアップで画面は多少変化していますが、必要な作業は同じようです。登録してAPIキーを準備しましょう。なお、API キーは共通です。同じキーで GPT3.5 も GPT4o も利用できます。過去のキーをお持ちの方はそのまま流用できます。
API をコールする URL にあたるエンドポイントのアドレスも同じです。
POST https://api.openai.com/v1/chat/completions |
GPT4o を使用するには POST する JSON でモデルを指定するだけです。
{ "model": "gpt-4o-2024-05-13", "messages": [ ・・・ |
作成するアプリのイメージ
今回作成するサンプルアプリの画面は次のような感じです。
質問を調整しながら何度も送信できるよう、リクエストを自由に入力できるようにします。また、今回は AI の役割を指示する機能を付けて、回答の精度向上を狙います。
フォームの作成
最初にフォームを作成します。重要なのは[リクエストの内容]の部分です。
タイトルと概要はビューに表示するための項目となっています。また、紫色の文字は非表示です(1行目はフォーム名を転記)。
また、フォーム下部に API に送信した JSON と受信した JSON のフィールドを作成します。デバッグ用のフィールドなので、不要になったら削除しましょう。
フォームができたら、このフォームの文書を表示するビューを作っておきましょう。
次回の予告
今回は、GPT4o に接続する準備を行いました。次回からはこれらを利用して GPT4o に接続する部分を作成します。
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