DXL 活用の調査・検証で、実現できたことや発見したことご紹介する『DXL Step-by-Step』シリーズの第 37 回です。今回からは表の ”セル” 構造について調査した結果をまとめます。
表の構造とセル
まず、表の DXL 構造に関して再確認します。下図は表の DXL のサンプルです。
table ノードが表全体を表します。その配下には、まず、列を定義する tablecolumn ノードが存在します。その後に行を表す tablerow ノードが、行の数だけ繰り返されます。tablerow ノードの配下には、列の数だけ tablecell ノードがあり、その配下にセル内のコンテンツが配置されるという仕組みでした。
セルの最初のテーマは、プロパティボックスのこの部分、セルの色 の設定です。
背景色の設定は単に色を設定するだけでなく、スタイルの設定でグラデーションの設定ができます。そして、設定した場合にはグラデーションの色が表示され、もう一色設定できるようになります。
セルの背景色と DXL
DXL はこのセルの背景色に対応しています。これら設定は、すべて tablecell ノードの属性として反映されます。セル属性ですから、セルごとにバラバラの設定が可能ということですね。
属性 | 設定値 | 補足 | |
bgcolor | 'red' など '#8242ff' など |
背景色 | |
altbgcolor | グラデーション時に使用 | ||
colorstyle | 'vgradient' | 縦のグラデーション | |
'hgradient' | 横のグラデーション |
bgcolor で背景色を設定します。色の設定値については 『#22)文字の装飾』の「文字の色」と同様ですので詳細はそちらを確認してください。
グラデーションの設定を有効にする場合、colorstyle 属性を作成し、グラデーションの方向を指定します。グラデーションを指定した場合には、altbgcolor 属性でもう一色を指定します。グラデーションが縦の場合は下側、横の場合は右側の色となります。
なお、これら属性を作成しない場合、セルの背景色は透明となります。
DXL のサンプル
例えばセルの背景色を下記の色で横のグラデーションで設定した表のセルがあったとします。
これを DXL 変換すると、以下のようになります。
<tablecell bgcolor='#e0e0ff' altbgcolor='#ffffd0' colorstyle='hgradient'> |
前回 | DXL Step-by-Step | 次回 |
0 件のコメント:
コメントを投稿