2024/08/16

DXL Step-by-Step:#37)セルの設定 - 背景色

DXL 活用の調査・検証で、実現できたことや発見したことご紹介する『DXL Step-by-Step』シリーズの第 37 回です。今回からは表の ”セル” 構造について調査した結果をまとめます。


表の構造とセル

まず、表の DXL 構造に関して再確認します。下図は表の DXL のサンプルです。

table ノードが表全体を表します。その配下には、まず、列を定義する tablecolumn ノードが存在します。その後に行を表す tablerow ノードが、行の数だけ繰り返されます。tablerow ノードの配下には、列の数だけ tablecell ノードがあり、その配下にセル内のコンテンツが配置されるという仕組みでした。


セルの背景色の設定

セルの最初のテーマは、プロパティボックスのこの部分、セルの色 の設定です。

背景色の設定は単に色を設定するだけでなく、スタイルの設定でグラデーションの設定ができます。そして、設定した場合にはグラデーションの色が表示され、もう一色設定できるようになります。


セルの背景色と DXL

DXL はこのセルの背景色に対応しています。これら設定は、すべて tablecell ノードの属性として反映されます。セル属性ですから、セルごとにバラバラの設定が可能ということですね。

属性 設定値 補足
bgcolor 'red' など
'#8242ff' など
背景色
altbgcolor グラデーション時に使用
colorstyle 'vgradient' 縦のグラデーション
'hgradient' 横のグラデーション

bgcolor で背景色を設定します。色の設定値については 『#22)文字の装飾』の「文字の色」と同様ですので詳細はそちらを確認してください。

グラデーションの設定を有効にする場合、colorstyle 属性を作成し、グラデーションの方向を指定します。グラデーションを指定した場合には、altbgcolor 属性でもう一色を指定します。グラデーションが縦の場合は下側、横の場合は右側の色となります。

なお、これら属性を作成しない場合、セルの背景色は透明となります。


DXL のサンプル

例えばセルの背景色を下記の色で横のグラデーションで設定した表のセルがあったとします。

これを DXL 変換すると、以下のようになります。

<tablecell bgcolor='#e0e0ff' altbgcolor='#ffffd0' colorstyle='hgradient'>


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