2024/10/18

Notes - Excel 連携:#41)グラフの調整

この連載の #11 ~ #19 で Notes から Excel のグラフを作成する方法を紹介しました。そして、前回まで 3 回にわたり紹介した名前アイコンの生成では、画像ファイルとして保存できるようになりました。これらを組み合わせると、LotusScript だけでノーツのデータをグラフ化できます(裏で Excel は使用しますが...)。

そして、別の連載 DXL Step-by-Step の『#41)インラインイメージの貼り付け』を利用すれば、作成したグラフを見える状態(インラインイメージ)で貼りつけることができます。ここまでできるようになると、別の次元のノーツ文書が作成できるようになりますね。


グラフの調整が必要となるシーン

ただ、これまでに紹介したグラフの作成方法は、Excel が自動で行ってくれる機能を多分に利用しています。これでもそれなりに美しいグラフは作成できるのですが、業務で実用しようとすると問題点が出てきます。

例えば、複数のグラフを作成して比較する場合です。#18 のプログラムは 30 日分のユーザ数の推移をグラフにするサンプルでした(下図の上のグラフ)。これを修正して Y 軸の桁数が違うグラフを作成して並べてみます(下図の下のグラフ)。すると、X 軸と Y 軸の交点の位置がずれてしまいます。これでは比較しづらく、レポートして及第点はもらえないですよね。

今回からしばらくは、この問題の解決を題材とします。具体的には、グラフの軸ラベル、タイトル、凡例などを制御して、”使える”グラフにするための操作をまとめます。


作成するグラフ

今回チャレンジするグラフのイメージは次の通りです。

まずは、メインの目的であるグラフエリアのサイズを固定します。

左には軸ラベルを表示するエリアを含め一定の幅を確保します。タイトルと凡例はグラフ右に集め、表示するエリアとして、こちらも決められた幅を確保します。これらは位置はグラフエリアを最大化して値の変動を確認しやすくするのが狙いです。


前回 DXL Step-by-Step 次回


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