今回は画像のプロパティと DXL の関係についてまとめます。
イメージのサイズ
画像のプロパティでスケールを指定すると表示するサイズが決定できます。今回は幅を 200%、高さを 125% と少し横長に設定してみました。
この画像を DXL で出力すると次の通りとなります。
プロパティボックスでは、% で指定するのですが、DXL ではインチで表現されています。画像のサイズ(width、height)はピクセル値なので、ピクセルとインチの変換が必要となります。この 2 つの単位の関係は次の通りです。
1 インチ = 96 ピクセル
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今回の画像の幅は、134 ピクセルの 200%、268 ピクセル ÷ 96 = 2.791666... インチとなり、DXL では scaledwidth='2.7917in' と表現されています。
見出し
画像のプロパティの見出しに文字を入力すると画像にテキストを添えることができます。
DXL を確認すると画像データを表すノードの次に caption というノードが追加されています。指定した文字列は caption ノード配下にテキストノードとして存在しています。
caption ノードには position という属性が存在し、テキストの表示位置を表します。
属性 | 設定値 | 補足 | |
position | 'below' | イメージの下 | |
'center' | イメージ上の中央 |
なお、ノーツクライアントでは、画像をフォーカスした状態で文字のプロパティを変更すると見出しのフォントが指定できます。このフォント情報は DXL 未対応で、出力されません。ご注意ください。
折り返し
次は折り返し設定です。画像周辺の文字の配置設定ですね。
DXL では picture ノードの align 属性に出力されます。取りうる値は次の通りです。
属性 | 設定値 | 補足 | |
align | (なし) | ラップなし、基線(デフォルト) | |
'left' | ラップ、図形の左 | ||
'right' | ラップ、図形の右 | ||
'around' | ラップ、図形の周囲 | ||
'top' | ラップなし、上 | ||
'middle' | ラップなし、中央 | ||
'bottom' | ラップなし、基線 |
代替テキスト
最後は代替テキストの設定です。この設定は picture ノードの alttext というプロパティに設定されます。
まとめ
今回は画像のプロパティと DXL についてまとめました。
事例ではインラインイメージを例に紹介しましたが、この設定は、イメージリソースを表示する画像でも同様の設定となります。
前回 | DXL Step-by-Step |
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