『スマート名刺管理』の作成は、前回で終了の予定だったのですが、少しだけ追記します。
といいますのも、このブログでたびたび登場するとあるヘビーユーザ(モノ言う読者?)からご意見をいただきました。『iPhone SE では、画面が狭く全項目が表示されない』『一切スクロールしないので参照できない項目がある』『縦スクロールだけ利用できるようにしてほしい』というご要望です。
このご要望に対応すべく、『スマート名刺管理』を改造します。
縦スクロールの対応
現時点で、名刺情報のフォームがスクロールしないのは、前回作成したフレームセット mfsNameCard でスクロールを止めたことが原因です。
まずは、この設定を ”自動” に変更し、スクロールを必要に応じて動作するようにします。
スクロールを許可するなら、画面構成に余裕が出ます。そこで、名刺情報フォームにもタイトルを追加します。mfsMain フレームセットに合わせて、上下 2 フレームにし、上のフレームにタイトルページを追加します。
フレーム | 名前 | 内容 | 補足 |
上 | mfrmTitle | pTitle ページ | このフレームを追加 |
下 | mfsNameCard | (指定なし) | 元からあったフレーム |
ただ、これだと左右にもスクロールしてしまいます。これを止めるために、フォームを細工します。
手順は次の通りです。
- 1 行 1 列の表を作成
- 幅をウィンドウに合わせる設定にする
- 罫線を 0 に設定
- 元々あったタブ表をこの表の中に移動
なお、今回作成した外側の表のプロパティで、行/列の間隔を設定しないことがポイントです。
なぜ、この作業で横スクロールが抑制できるのかは不明瞭です。そのため、将来のバージョンで挙動が変わる可能性はあるかもしれません。その点、ご了承ください。
動作確認
上記対応が終われば、必要な場合のみ、縦にスクロールするようになります。
ただし、これで完成ではありません。
例えば、名刺画像をカメラから入力すると横スクロールが発生します。これは、カメラからの画像幅が大きく、[名刺画像]のタブで横スクロールが必要となり、これにつられて[登録情報]タブでもスクロールするためです。
この問題の回避策として、インラインで貼り付けられた画像を添付ファイルに自動変換する機能を付けます。添付ファイルであれば、[名刺画像]のタブでスクロールが発生しなくなるという算段ですね。
この処理については、次回詳しく紹介します。
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